前々から感じているのだが、東京の冬空は、福岡と比べてとても晴れている印象がある。
確かに、場所が異なるので気象も異なるだろう。しかし、春や夏や秋はそれほどの違いを感じない。冬だけ、大きな違いを感じるのだ。 これが単なる思い込みなのか、それとも明確な差があるのか、気になっていた。
寒くて出かける気がしないので、気象庁の雲量データを使い調べてみた。
雲量とは、空を見た時に雲がどれくらい見えるかを数字(0~10)で表した指標だ。
雲量が0~1のときは「快晴」、2~8のときは「晴」、9~10のときは「曇り」となる(*1)。
江波山気象館の写真を見ると、雲量7~8のときの感覚は曇天なのだが、気象用語の定義上は曇りらしい。
*1 江波山気象館ウェブサイト/お天気Q&A
雲量データは、福岡管区気象台と東京管区気象台の2箇所の観測値を使った(*2)。
東京の2007~2011年平均値(東京'07~'11)
→「東京の空に対する感覚」を表す。東京に引越してきたのが2006年3月なので、それ以降のデータ。5年分が集計できたのは暇人のなせる業である。
福岡の過去30年間の平均値(福岡'81~'10)
→「福岡の空に対する感覚」を表す。理屈としては、物心ついた時~福岡を離れる時の値を使うべきだろう。でも、暇人とはいえ、20数年分を集計するのは面倒くさい、かつ物心がついた時期なんて分からないので、気象庁が整理している過去30年間平均値で代用。
東京の過去30年間の平均値(福岡'81~'10)
→東京の2007~2011年の値が異常値でないことをチェックするためのデータ。
次に、ここ数年の東京の値が異常値でないかをチェック。
「東京'07-'11」と「東京'81-'10」に大差はない。ここ数年の雲量は、過去30年間の傾向から逸脱していないと考えられる。「東京の空は福岡と比べ晴れている」と一般化できる。
やはり思ったとおり、冬の東京の空は、福岡の空と比べ晴れていた!
また、夏から秋にかけては福岡の方が雲量が小さい(晴れている)ことや、福岡の方が年間の雲量の変動が小さいこと等も分かった。そういえば確かに、東京の夏は太陽がギラギラしていて、福岡は雲が多くムシムシしている気もする。
調べてみると面白いもんだ。暇人の自由研究はムダではなかった(笑)