2012/05/06
次のスーパームーンはいつか?
ちょっとした話題となっているスーパームーンについて調べてみた。
スーパームーンとは、月が地球に最も接近し、かつ満月か新月のときを言うそうだ。
満月だけでなく新月のときもスーパームーンと言うそうだが、本稿では満月を対象とする。
月が地球に接近する理由は、月の公転軌道が楕円軌道であるため。
最も接近する位置を近地点、離れる位置を遠地点という。近地点と遠地点とでは、満月の大きさが14%、明るさにすると30%も違ってみえるらしい(※1)。
さて、次に月が地球に最も接近するのはいつか。
これは「近点月」により決まる。近点月とは、月が近地点から軌道を一周し再び近地点まで戻るまでの時間(約27.55日)である(※2)。近点月に基づけば、次に月が地球に再接近するのは約27.5日後(2012年6月2~3日頃)となる。
6月2~3日の月齢を調べてみると、月齢12.1~13.1となっている(※3)。
満月の月齢は約15なので、やや欠けていて満月とはいえないかもしれない。実際、リンク先の月齢カレンダーをみても満月は6月4日となっている。
少し興味が湧いてきたので、近地点に到達する日とその時の月齢との関係を試算してみた。
試算式や仮定などは以下のとおり。
[近地点到達日数]=[近点月]×N (N=1,2,3…)
[月齢]=MOD(([近地点到達日数]+[2012年5月6日の月齢])÷[朔望周期])
(MODは余りの意味)
・近地点到達日数:近地点に到達するまでの、2012年5月6日現在からの経過日数
・朔望周期(月の満ち欠け周期)=29.53
・2012年5月6日の月齢=14.8
・近点月=27.55
試算結果は以下のとおり。
次の近地点到達時の月齢は12.8(27.6日後)、その次は月齢10.8(55.1日後)、その次は月齢8.9(82.7日後)となる。いずれも残念ながら満月でない。次に満月に近くなるのは約413日後(2013年6月23日頃)で、月齢14.6となる。
…ということで、次のスーパームーンは2013年の6月23日と考えられる。
ところで、2011年3月20日頃にもスーパームーンがあったそうだ(※4、※5)。
せっかくなので過去に遡って試算してみたところ、約413日前の近地点到達日の月齢が15.0となっている。413日前とは、そう、2011年3月20日である。試算結果が事実と整合していたので少し嬉しい。
さて、2013年6月の次のスーパームーンはいつか?
試算してみたところ、以下のようになった。
約4105日後(2023年8月2日頃)、月齢15.1
約4518日後(2024年9月18日頃)、月齢14.9
約4932日後(2025年11月6日頃)、月齢14.7
どうやら、来年のスーパームーンを見逃すと、次は10年以上先まで待たねばならないようだ。
2012/01/15
冬の東京は福岡より晴れているか?
東京に来て6回目の冬。
前々から感じているのだが、東京の冬空は、福岡と比べてとても晴れている印象がある。
確かに、場所が異なるので気象も異なるだろう。しかし、春や夏や秋はそれほどの違いを感じない。冬だけ、大きな違いを感じるのだ。 これが単なる思い込みなのか、それとも明確な差があるのか、気になっていた。
寒くて出かける気がしないので、気象庁の雲量データを使い調べてみた。
雲量とは、空を見た時に雲がどれくらい見えるかを数字(0~10)で表した指標だ。
雲量が0~1のときは「快晴」、2~8のときは「晴」、9~10のときは「曇り」となる(*1)。
江波山気象館の写真を見ると、雲量7~8のときの感覚は曇天なのだが、気象用語の定義上は曇りらしい。
*1 江波山気象館ウェブサイト/お天気Q&A
雲量データは、福岡管区気象台と東京管区気象台の2箇所の観測値を使った(*2)。
東京の2007~2011年平均値(東京'07~'11)
→「東京の空に対する感覚」を表す。東京に引越してきたのが2006年3月なので、それ以降のデータ。5年分が集計できたのは暇人のなせる業である。
福岡の過去30年間の平均値(福岡'81~'10)
→「福岡の空に対する感覚」を表す。理屈としては、物心ついた時~福岡を離れる時の値を使うべきだろう。でも、暇人とはいえ、20数年分を集計するのは面倒くさい、かつ物心がついた時期なんて分からないので、気象庁が整理している過去30年間平均値で代用。
東京の過去30年間の平均値(福岡'81~'10)
→東京の2007~2011年の値が異常値でないことをチェックするためのデータ。
結果は以下のとおり。
まず、俺の感覚の正しさであるが、 12月~1月の期間を見ると、東京の雲量(東京'07-'11)は福岡(福岡'81-'10)と比べ小さい。その差は2.0~2.5である。明らかに、冬の東京は福岡よりも雲が少ない(=晴れている)。俺の感覚は当たっていたらしい。
次に、ここ数年の東京の値が異常値でないかをチェック。
「東京'07-'11」と「東京'81-'10」に大差はない。ここ数年の雲量は、過去30年間の傾向から逸脱していないと考えられる。「東京の空は福岡と比べ晴れている」と一般化できる。
やはり思ったとおり、冬の東京の空は、福岡の空と比べ晴れていた!
また、夏から秋にかけては福岡の方が雲量が小さい(晴れている)ことや、福岡の方が年間の雲量の変動が小さいこと等も分かった。そういえば確かに、東京の夏は太陽がギラギラしていて、福岡は雲が多くムシムシしている気もする。
調べてみると面白いもんだ。暇人の自由研究はムダではなかった(笑)
前々から感じているのだが、東京の冬空は、福岡と比べてとても晴れている印象がある。
確かに、場所が異なるので気象も異なるだろう。しかし、春や夏や秋はそれほどの違いを感じない。冬だけ、大きな違いを感じるのだ。 これが単なる思い込みなのか、それとも明確な差があるのか、気になっていた。
寒くて出かける気がしないので、気象庁の雲量データを使い調べてみた。
雲量とは、空を見た時に雲がどれくらい見えるかを数字(0~10)で表した指標だ。
雲量が0~1のときは「快晴」、2~8のときは「晴」、9~10のときは「曇り」となる(*1)。
江波山気象館の写真を見ると、雲量7~8のときの感覚は曇天なのだが、気象用語の定義上は曇りらしい。
*1 江波山気象館ウェブサイト/お天気Q&A
雲量データは、福岡管区気象台と東京管区気象台の2箇所の観測値を使った(*2)。
東京の2007~2011年平均値(東京'07~'11)
→「東京の空に対する感覚」を表す。東京に引越してきたのが2006年3月なので、それ以降のデータ。5年分が集計できたのは暇人のなせる業である。
福岡の過去30年間の平均値(福岡'81~'10)
→「福岡の空に対する感覚」を表す。理屈としては、物心ついた時~福岡を離れる時の値を使うべきだろう。でも、暇人とはいえ、20数年分を集計するのは面倒くさい、かつ物心がついた時期なんて分からないので、気象庁が整理している過去30年間平均値で代用。
東京の過去30年間の平均値(福岡'81~'10)
→東京の2007~2011年の値が異常値でないことをチェックするためのデータ。
次に、ここ数年の東京の値が異常値でないかをチェック。
「東京'07-'11」と「東京'81-'10」に大差はない。ここ数年の雲量は、過去30年間の傾向から逸脱していないと考えられる。「東京の空は福岡と比べ晴れている」と一般化できる。
やはり思ったとおり、冬の東京の空は、福岡の空と比べ晴れていた!
また、夏から秋にかけては福岡の方が雲量が小さい(晴れている)ことや、福岡の方が年間の雲量の変動が小さいこと等も分かった。そういえば確かに、東京の夏は太陽がギラギラしていて、福岡は雲が多くムシムシしている気もする。
調べてみると面白いもんだ。暇人の自由研究はムダではなかった(笑)
登録:
投稿 (Atom)